神社屋根補修工事
明治創立の神社だそうです。手水舎、おみくじなども有り、正面からみると
「ずいぶん立派な神社ですねー」と思わず口から出てしまいます。
伊勢神宮と同じ作りで、神明造で軒先に出入り口がある平入りと言うそうです。
私はあまり詳しくは知りません・・・・・。本殿、屋根の補修工事です。目的は破風材の交換で、
交差する千木から雨水が浸入し痛みが激しいので、入れ替えのため屋根も撤去しました。
屋根自体は箕甲、反りも無くシンプルなので苦労せずに済みそうです。
屋根の平葺きは20代までは何棟か経験ありましたが、30年ぶりの一文字葺(3尺×6尺の平板を4枚や6枚、
8枚に切り加工した平板の大きさを四つ切り、六つ切り、八つ切りと表現します)今回は六つ切りです。
▼柾(まさ)も傷んでいますので撤去します。破風材は105mm×300mmのサイズなので入れ替えは大変でしたでしょう。
軒付もきれいに仕上がっています。
▼屋根は全面塗装しますので塗装がのりやすいように板金の裏面を使って葺きました。
▼裏板、軒付、淀、破風、桁、棟木を銅板で仕上げていきます。
▼千木、鰹木が無いのは、さみしい気がしますが・・・・・完了です。